【セントウルS】モントライゼに光 控える競馬で収穫あり 松永幹師「元気はいい」

 「セントウルS・G2」(11日、中京)

 20年京王杯2歳S以来の勝ち星を狙うモントライゼ。21年夏のアイビスSD12着以降、4走連続で2桁着順が続いていたが、前走の北九州記念は控える競馬に徹して5着。浮上のきっかけをつかんだ。

 2歳時から厩舎の期待を集めてきた素質馬だけに、松永幹師も「前走はためる競馬ができたし、一瞬突き抜ける手応えでしたからね。うれしかったね」としみじみ。自分からレースをやめるといった精神的なモロさも前走は見せず、「今回も差す競馬をしてほしい」と、大きな収穫を得た戦法でさらなる前進を見込む。

 中間は短期放牧を挟みリフレッシュ。1週前追い切りでは栗東坂路で4F51秒4-37秒8-12秒5をマークし、「ちょっと時計は速かったけど、元気はいいですよ」とうなずく指揮官。丸内助手も「前走で復活の兆しが出てきた。馬もだいぶ乗りやすくなってきています」と好気配を伝える。強敵相手に、完全復活を印象づける走りを見せつけたい。

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