レンドン、エンゼルス退団決定 来季59億円契約解除で合意 解約金は分割後払い予定 米報道「在籍は事実上終わる」

 米スポーツサイト「アスレチック」は30日(日本時間31日)、エンゼルスのアンソニー・レンドン内野手(35)が球団と7年2億4500万ドル(約382億円)の契約の残り1年3800万ドル(約59億円)をバイアウト(解約)することで合意し、退団が決定したと伝えた。

 同サイトは7年契約の最終年について「エンゼルスとレンドンは契約の再構築に合意し、これによりレンドンの不本意な在籍は事実上終わることになると、リーグ関係者が語った。レンドン約解約金は今後3~5年の範囲で支払いが繰り延べられる見通しで、具体的な支払い方法はまだ明らかになっていない」と記し、「今回の動きにより、エンゼルスは今オフにより大物のFA選手を獲得するための資金を確保できることになる」と、“利点”を示した。

 レンドンはナショナルズ時代の19年に打率・319、34本塁打、リーグ最多126打点をマークする活躍で球団初のワールドチャンピオンに大きく貢献。同年オフにFAになり、エンゼルスと7年2億4500万ドル(約382億円)の超大型契約を結び、鳴り物入りで入団した。

 コロナ禍による60試合の短縮シーズンとなった移籍1年目は52試合に出場し、打率・286、9本塁打、31打点、OPS・915と結果を残した。トラウトと大谷とともにメジャー屈指の中軸トリオを形成するはずだったが、2年目以降は故障続きで年間60試合を越えたシーズンは一度もなし。エンゼルス6シーズンの通算成績は257試合、打率・242、22本塁打、125打点、OPS・717。年俸3800万ドル(約59億円)だった今季は股関節手術で全休し、期待を裏切り続けた。

 ベテラン内野手の今後について米スポーツ専門局ESPNは今月初めに「股関節手術のリハビリのために25年を全休したレンドンは引退する見込みだと関係者は話している」と報じていた。

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