ユージ 米ギャングから秒殺KO&全財産を奪われ更生を決意「手も足も出ず」「LAのヤンキーって次元が違う…」「真似事をやめたい」
テレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!! 年末特別授業」が30日に放送された。
芸能界、スポーツ界などで失敗してしまった著名人が反省し、人生を振り返っていくバラエティー。
この日はタレント・ユージが講師を務め「ヤンキーになって母親に殺されかけちゃった事件告白SP」という衝撃タイトルの授業を進行した。
ユージはハリウッド俳優のマイケル・ゴードン氏、日本人モデルとして活躍していた母との間に生まれた。現在は、明るいキャラクターと子煩悩パパのイメージで人気だが、非行に走っていた少年時代を告白。「更生できたのは母親のおかげです」と切り出した。
ユージは「僕は本当にいろんな人にも迷惑かけましたし」と述懐。「毎週のように誰かにボコられたりとか、トラブルに巻き込まれてました。今振り返っても人生のどん底です。もう最悪な状況でした。このままだと自分が腐っていく。もう全てが嫌だ。本当に出口の見えない蟻地獄にいるような気持ちでした。当時の僕は抜け出し方が分からなかったんです」と話した。
ユージは、ひょんなことから気分転換も含めて自身が幼少期を過ごしたアメリカに行くことを決意。両親の離婚後は別々に暮らしていた父と劇的な再会を果たす。
「LAの空港に着きました。サプライズでこんな人が僕を待ってました。父親のマイケル・ゴードンです。身長2メートルあるんです。デカいです。前から歩いてきたんですよ。目をそらさず向かってくるんで、もう直感的にお父さんじゃねえかなと思う。これも母親が連絡して仕込んでたんですが。全部、母親が根回ししてたんですよ」と振り返った。
「(父は)ハグして『ユージ、お前どこ行くんだよ?』って。僕は『旅行で来てるから、適当にホテルとか安いところ転々としながら観光して帰ろうと思ってた』。(父は)『お金もったいないから俺んち泊まれよ』。父と一緒に生活をすることになりました」と回想した。
「アメリカ生活中にジムに行きます。そのときに事件が起こります。父はそのときは早く筋トレが終わったんで『ユージ、先帰るよ。後で帰ってきてね』って僕を1人残して行ったんですね。帰った。僕は筋トレ終わってロッカーに行くと、着替えようとしたらロッカーがぐちゃぐちゃに曲がって。車の鍵もなかった。やばい!と思って駐車場に急いで行って、車盗まれてんじゃないかと思って行ったら車はあったんですよ。あれ?と思ったら俺の鍵を持った…。中学生ぐらいですよ?」と述懐。
「おそらく5人組の地元のアメリカのギャングが、鍵を持って近づいてくるんですよ。そのとき持ってた、1個しか持ってなかったセカンドバッグ。それを寄越せと。そのバックとお前の金のネックレスをよこせと。一応、抗いました。抵抗しました。で、結果、こうなります。年下に手も足も出ず秒殺KO。全財産とパスポートを盗まれる。もうね、LAのヤンキーって次元が違います。ボコボコにされた僕はこんなことに気づいたんです。『俺は不良ぶって狭い世界でイキがってたけど、不良の真似事をやめたい』」と明かした。
ユージは「こうやってパスポートを結局、僕は盗まれてしまったわけですね。で、この時、2006年頃は。2001年に起こった同時多発テロの影響で、パスポートの再発行をするのに時間がかかってしまったんですよ。で、半年から1年帰れない状況になっちゃうんです」と結果的に父と長時間、一緒に過ごすことになり、更生への道を真剣に考える時間ときっかけになったことを明かしていた。
