【桜花賞】クロスマジェスティ桜冠奪取だ 師弟で初のG1挑戦!武藤「うれしい」

 「桜花賞・G1」(10日、阪神)

 水野貴広調教師(49)=美浦=と武藤雅騎手(24)=美浦・水野=が、師弟コンビとして初のG1に挑む。送り出すのは8番人気ながらアネモネSを制したクロスマジェスティ。早めに栗東トレセンに滞在して、調整も順調に進んでいる。連勝中の勢いに乗って、クラシック奪取へ意欲満々だ。

 トライアルのアネモネSを快勝して優先出走権を獲得したクロスマジェスティは、3日に早々と栗東トレセンへ移動を済ませた。初めての関西圏での競馬とあって、陣営は直前輸送を避けてレース直前まで栗東での調整を選択。武藤も5日朝から栗東入りして、付きっきりでまたがり決戦に備えている。

 水野師は19年4月のアーリントンCの前にもニシノカツナリを栗東に滞在させ、この時も武藤を栗東に帯同させて調教に乗せている。今回は師弟コンビで初めてチャレンジするG1のステージ。トレーナーは「あいつはデビューしてからここまで、ケガが多かったから。丸1年、無事で乗り続けたことがなかったからなあ」とチャンスを逃し続けた弟子を思いやる。さらにステップアップしてほしいからこその、大舞台での起用だ。

 弟子もその期待に応えたい。騎乗したデビューからの2戦は3、2着と勝てず、暮れの未勝利戦は落馬負傷による戦線離脱中のため、ルメールが代打で勝利に導いた。それだけにコンビ復活の前走での勝利がうれしかった。「センスが良くて、スピードがあって、息持ちが長い。だから、前走のように早めに仕掛けても最後まで持ちます。何より自厩舎でチャンスのある馬と、この舞台に立てることがうれしいです」と意気込む。恩返しはもちろん勝つこと。パートナーを信じて、積極果敢な騎乗で強敵撃破を目指す。

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