【POG】プルパレイの次走はデイリー杯2歳Sを予定(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 11日に中山で行われたアスター賞(芝1600m)は、プルパレイ(牡、須貝)がスタートを決めてマイペースの逃げに持ち込み、上がり3Fもメンバー最速タイの33秒7でまとめて押し切った。これで3戦2勝。新種牡馬イスラボニータ産駒で初めて2勝目を挙げた。師は「スピードの違いでハナへ行ったが、直線では(後続を)引き離したし、まだ余裕もあった」と強い勝ちっぷりに笑顔を見せた。次走は短期放牧を挟んで、デイリー杯2歳S(11月13日・阪神、芝1600m)を予定。理由については「暮れの朝日杯FS(12月19日・阪神、芝1600m)と同じ舞台だからね。レース間隔的にも丁度いいと思う」と説明した。

 17年のヴィクトリアマイル覇者アドマイヤリードの半妹で8月1日の新潟未勝利戦(芝1600m)を快勝したベルクレスタ(牝、須貝)は来週あたりに栗東へ入厩する予定。アルテミスS(10月30日・東京、芝1600m)を目指していく。

また、13年の2歳女王レッドリヴェールの子・レッドアクトゥール(牡、須貝、父スクリーンヒーロー)は、松山Jで25日の中京芝1400mでデビューをする予定。16日の1週前追い切りの直前に取材をしたところ「出否についてはケイコの動きを見てから判断をするが、実戦に行った方がいいタイプなのかも」と師は話していたが、栗東CWでの追い切り直後には「しまい1Fが12秒1。先着したし、動きも良かった」。鞍上を背に6F84秒5-38秒7-12秒1をマークした動きを見て、納得の表情。出走へゴーサインを出した。

 新潟2歳S3着のオタルエバー(牡、中竹)は現在、放牧中。師は「近々牧場に行く予定なので、その時の馬の様子を見てからオーナーサイドと話し合って、帰厩時期や始動のレースを決めていきたい」と話した。

 僚馬でダート変わりの前走を圧巻の内容で逃げ切り、レコードVを決めたコンクパール(牝)はプラタナス賞(10月16日・東京、ダート1600m)へ向かう。師は「在厩調整で中間はしごく順調にきている。前走の勝ちっぷりから、昇級戦でも楽しみ」と連勝Vへ期待を寄せた。

 重賞2勝馬ワンダフルタウンの半妹で7月25日の新潟新馬戦(芝1400m)7着以来になるブルーグラス(牝、高橋忠)は26日の中京未勝利戦・牝馬限定(芝1600m)を予定。師は「初戦の内容から能力は感じるけど、まだ牝馬らしく繊細な面がある。順調に育っていってくれれば」と今後の成長に期待をした。(馬三郎栗東支局・塩手)

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