【POG】グランプレジールは25日の中山でデビューへ(美浦発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 秋開催がスタートし、番組によっては出走予定馬が集中するケースも出てきました。今週だと中山では芝1600mで除外馬も出ており、予定したレースに出走できないケースもしばしば。その影響で本来のパフォーマンスを発揮できずにずるずると勝てずに行ってしまう馬を何頭も見ていますし、新馬に関してはなるべく馬のタイミングで出走してほしいですよね。今週は芝1600mが一般戦と牝馬限定戦があったため最終的にそこまでの除外馬は出ませんでしたが、出走馬が集中しそうな番組はなるべく多く設定してほしいものです。芝の1600mは陣営としても非常に使いやすい番組ですしね。

 グランプレジール(牡、堀、父モーリス)の母バウンスシャッセは重賞を3勝。牝馬ながら皐月賞に挑戦(11着)し、オークスでも3着した活躍馬だ。北海道でじっくり調整されてそのまま美浦に移動。順調に乗り込まれてきた。デビューは25日の中山、芝1600mを予定しているが、今はかなり出走予定馬が多くなっており、除外の可能征が出る場合も。鞍上は石橋脩。

 ビジュノワール(牝、中舘、父キタサンブラック、母クーデグレイス)は「まだ体質の弱さは残るけど動きはすごくいいですよ」と中舘師が素質を評価。10月2日の中山芝1600m、牝馬限定戦でデビューを予定。

 ゴーシェナイト(牡、黒岩、父キングカメハメハ、母モルガナイト)は半兄に重賞1勝のブラックスピネルを持ち、兄姉はすべて勝ち上がっているという堅実な血統馬。8日に美浦に帰厩してデビューに向け調整中。10月10日の東京芝2000mを川田で予定している。

 デインティハート(牝、黒岩、父エピファネイア、母スペルバインド)は伯父に皐月賞、香港ヴァーズで2着と活躍したシックスセンスがいる良血馬。26日の中山芝2000mをM・デムーロで予定している。

 バンブリッジ(牝、尾関、父モーリス、母バンゴール)は母も尾関師が管理してオープンまで出世した馬。10月3日の中山芝1800mが目標とのこと。(馬三郎美浦支局・木村)

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