【POG】母マルセリーナのフェニックスループは19日デビューへ(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 今年のJRAでの2歳戦初勝利を決めたのは、5日の中京5R(芝1600m)を制したエピファネイア産駒のクラウンドマジック(牡、加用)。道中は後方の10番手を追走。直線に入ってから徐々に外へ持ち出し、メンバー最速の上がり3F34秒3の末脚で直線一気を決めた。レースを振り返って、師は「スタートがひと息で後方からになったが、手応えはあったからね。2歳馬らしからぬ強い勝ち方をしてくれた。(2歳戦の)一番星を決められて良かった」と笑顔で話した。今後については「いったん放牧に出して成長を促し、新潟2歳S(8月29日・新潟、芝1600m)へ向かえればと思っている。広くて直線が長いコースは合っているからね」と今後のさらなる成長に期待を寄せた。

 次週の注目新馬は桜花賞馬マルセリーナの3番子フェニックスループ(牡、平田、父キングカメハメハ)。1週前追い切りの9日は栗東CWで僚馬ブラックアリエス(3歳未勝利)と併せ馬。6F地点で約3馬身追走し、残り3Fで馬体を並べ、最後は2馬身先着。6F86秒4-39秒4-12秒5をマークした。師は「全体時計的には地味だけど、追ってからしっかりと反応していた。体付きがだいぶシャープになってきた」とイメージ通りの調整過程、成長ぶりに目を細める。東京コースでデビューをすることについては「追って味があり、広くて直線が長いコースは合っていると思うので」と説明。19日の東京芝1600mを戸崎圭で予定している。

 昨年の1歳セレクトセールで4億円(税抜き)の高値で落札されたモンファボリの半弟ダノンマイソウル(牡、矢作、父ディープインパクト、母フォエヴァーダーリング)。3日に栗東トレセンに入厩し、11日にゲート試験を合格した。この後はいったん放牧に出して成長を促すとのこと。デビューはもう少し先になりそうだ。(馬三郎栗東支局・塩手)

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