【オークス】アカイトリノムスメ 母アパパネより距離融通利く 国枝師舞台変わり歓迎

 「オークス・G1」(23日、東京)

 アカイトリノムスメは19日、美浦Wを軽快なフットワークで駆け抜け、仕上がり良好。

 ソフトな内容で迫力こそ伝わってこないものの、仕上げに抜かりはなしだ。アカイトリノムスメは美浦Wで2馬身先行するショウナンカホウ(3歳未勝利)を目標に徐々にペースを上げる。直線で内に潜り込むと軽快にストライドを伸ばし、5F67秒3-38秒7-11秒8で併入した。ルメールは「バッチリ。フットワーク、反応が良くてスタミナも大丈夫そう」と手応え十分。国枝師も「すごくいいフットワークで走れたと思う」と納得の表情を浮かべていた。

 母は10年に牝馬3冠を達成したアパパネ。指揮官は「母親もちゃんと走っていたけど、こちらの方が距離は持ちそう。コントロールも利くし、やはり広いコースで走れるのは楽しみ」と舞台設定を歓迎しながら、「アパパネは差し返される形で正直、負けたと思った(サンテミリオンと同着)。今回はスッキリと勝ちたいね」と期待を口にした。

 打倒・白毛の女王へ、鞍上も気合十分。オークス2勝を挙げる名手は「ずっとソダシをマークしたいです」とたたき合いに持ち込んで勝機を見いだす構えだ。3戦全勝の東京で桜花賞4着の雪辱を果たし、主役の座を奪い取る。

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