【オークス】ファインルージュ疲労回復 上積み十分で女王に迫る 距離もカバー可能

 「オークス・G1」(23日、東京)

 無敗街道を突き進み、2冠目もその手につかもうとしているソダシだが、ここを照準に仕上げてきたライバルたちも黙ってはいない。白毛馬の進撃を食い止め、樫の女王の座に就く可能性を秘める有力馬を紹介していく。

  ◇  ◇

 1冠目で8番人気ながら僅差3着に食い込んだファインルージュ。2度目の頂上決戦でタイトル奪取を目指す。木村師は「桜花賞の疲労回復がポイントだと思っていたが、帰厩して日を追うごとに活力が戻ってきた。乗りだしてからもいい方向に来ている」と意欲的。上積み十分で挑める見立てだ。

 1週前追い切りは美浦Wで併せ馬。7F99秒1-12秒6(仕掛け)。長めから時計を出す意欲的な内容も、最後まで脚勢に乱れなし。バネがあり、フォームも実に滑らか。状態面には太鼓判を押せる。「距離を長く乗ることで基礎体力やフットワークの質を上げていくという狙い。併せた相手に最後まで手を抜かず走ってくれたし、こちらの求めたことに応えてくれた」と指揮官は納得顔。スタミナ強化でソダシとの差を詰めるつもりだ。

 デビューは昨夏の新潟芝6F戦。今回は一気の距離延長が鍵となりそうだが、「(母父の)ボストンハーバーの文字を見て距離を不安視する声もあるけど、桜花賞やフェアリーSで道中促しながら立ち回っていたように、操作性に問題はないし、3歳春時点なら距離はカバーできると思っている」と師は腕まくり。「(先輩僚馬の)ステルヴィオも、ダービーでは着順はともかく脚は使っていた(8着も上がり3F33秒9)。距離を延ばすことをポジティブにとらえるしかない」。さらなる上昇度を示し、白毛の女王に初黒星をつけてみせる。

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