【オークス】白毛馬ソダシ 無敗2冠だ!精神面成長、馬体も進化…偉業達成へ視界良好

 「オークス・G1」(23日、東京)

 今や世界中で注目を集める白毛の桜花賞馬ソダシ。2020年のデアリングタクトに続く無敗の牝馬クラシック2冠に向けて、着々と態勢を整えつつある。果たして、“純白の女王”は本番でどんなパフォーマンスを見せてくれるか。

 新たな歴史を刻む。快進撃を続ける無敗の白毛馬ソダシが、史上16頭目となる桜花賞&オークス制覇を狙う。無敗での2冠達成となれば57年ミスオンワード、20年のデアリングタクトに続く史上3頭目の快挙。白毛旋風はまだまだ止まらない。

 トレセン全休日の17日は、厩舎の馬房で静養。この中間は在厩で調整しているが、担当の今浪厩務員は「徐々に攻めてきたのでテンションは上がってきているが、桜花賞前よりは落ち着いているのでは」と精神面の成長を感じている様子。「背中からトモにかけて、もうひとつ張りが出てきた」と馬体面でもさらなる進化を示している。

 1週前追い切りは、吉田隼を背に、栗東CWで5F69秒5-11秒7(馬なり)。4角で僚馬2騎の進路が決まらず、一瞬待たされるシーンはあったが、そこからエンジンを再点火させると抜群の瞬発力を披露した。桜花賞からひと息入ったものの、馬体にも緩みはなく、さらに充実してきた印象だ。

 次なる舞台は東京芝2400メートル。コースは昨秋のアルテミスSで経験済みだ。課題は距離だが「心臓が良くないとこなせない。そういう点では向いていると思う」と不安はない。あとは、しっかり仕上げてバトンをつなぐのみ。「隼人が馬のことをつかんでいるから。先週、東京で騎乗したのもプラスでは」と主戦に全権委任だ。

 美しく、たくましい“純白の女王”には常に熱視線が注がれる。「桜花賞後の反響はすごかった。何せ世界中から注目されているからね。その分、プレッシャーもキツいけど、僕がそれに負けていたら馬も気にするだろうから。そういう面は、見せないようにしているんだ」。制限付きながら有観客で行われる樫の舞台。ファンの熱い声援に応えて、偉業を成し遂げてみせる。

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