【POG】グレートマジシャンには痛い2着(美浦発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 3月27日には毎日杯が阪神競馬場で行われグレートマジシャン(牡、宮田)が2着に。かなりいい競馬はできたと思いますが、シャフリヤールが一枚上でしたね。上位2頭はG1レベルでも好走できそうな気がします。

ただ、グレートマジシャンにとっては痛恨の2着で、賞金的にダービー出走が確実なラインとは言えなくなってしまいました。ひとまずは日本ダービー(5月30日・東京、芝2400m)が目標となりますが、出走ボーダーとにらめっこしながらになりそうです。スプリングSで3着となっていたボーデン(牡、木村)は美浦に帰厩。こちらは皐月賞(18日・中山、芝2000m)出走となるよう。

 さて、2歳馬が続々と入厩している美浦トレセンですがコマンドライン(牡、国枝、父ディープインパクト、母コンドコマンド)は早々にゲート試験を合格し、ノーザンF天栄に放牧に出されました。520キロくらいある大型馬でスケール満点の好馬体。このままいけばデビューの時期も早くなりそうですね。

 大竹厩舎にはブラストワンピースの全妹となるサンドレス(牝、父ハービンジャー、母ツルマルワンピース)も入厩。兄ほどではないですが、こちらも牝馬としては馬格に恵まれていますね。まずはゲート試験合格を目指します。アバンチェリエ(牡、大竹、父モーリス、母パンデイア)も入厩済み。

 木村厩舎はいかにもパワーがありそうなコラリン(牝、父ダイワメジャー、母モルジアナ)、母が重賞戦線で活躍していたジオグリフ(牡、父ドレフォン、母アロマティコ)、半姉にリアアメリアがいるリアグラシア(牝、父キングカメハメハ、母リアアントニア)が入厩。ステラヴェローチェの半妹クレイドル(牝、黒岩、父クロフネ、母オーマイベイビー)やククナの半弟アライバル(牡、栗田、父ハービンジャー、母クルミナル)なども入厩済み。次々と良血馬が美浦に入ってきており、この中には6月の東京開催でデビューする馬もいるでしょう。どんな調整過程を歩むか注目して紹介していければと思います。(馬三郎美浦支局・木村)

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