【チューリップ賞展望】唯一の重賞覇者メイケイエールが主役担う

 「チューリップ賞・G2」(6日、阪神)

 桜花賞に向けて、重要な一戦に臨むメイケイエール。前走の阪神JFは直線で一瞬伸びかけたが、ラストで末脚が鈍り4着。大外枠で前に壁をつくれず、道中が掛かり気味の追走となったのが最後に響いた形だ。脚力の高さは示したが、依然折り合い面には課題を残す。千六の距離を克服してVを飾れば、本番が楽しみになる。

 相手筆頭はテンハッピーローズ。前走のフェアリーSは直線伸び切れずに4着。道中で行きたがるなど、なし崩しに脚を使ったのが痛かった。ただ、2走前のアルテミスSはソダシの3着、3走前のサフラン賞ではサトノレイナスの2着と、昨年の阪神JF1、2着馬を相手に好勝負を演じてきた実力馬。しっかりと権利を獲得して本番へ向かいたい。

 英国産の素質馬エリザベスタワーに反撃ムードが漂う。前走のエルフィンSは9着に敗れたが、出遅れて後方からの競馬となった上に、道中では口向きの悪さを見せるなど、若さが目立つレースぶりだった。今回は新馬戦V時と同じトライアビットに馬具を戻して、万全の対策を施す予定。本来の力を出し切れれば、ここでも間違いなく通用する。

 菜の花賞3着から権利獲りに臨むストゥーティ。前走は発馬でつまずき、4角10番手と厳しい位置から最後は0秒1差まで詰め寄った。あの末脚は軽視できない。シャーレイポピーやレアシャンパーニュも圏内だ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス