【ボート】浜名湖クイーンズクライマックス直前コラム2
「クイーンズクライマックス・PG1」(26日開幕、浜名湖)
2012年に創設され、今年で第9回を迎える年末の女王決定戦。この歴史のなかでV2を達成している選手は松本晶恵のみ。今年は賞金ランク7位で選出。6年連続6回目の出場で3回目の優勝を狙う。
最初のティアラ戴冠は16年の平和島。G1初優勝でもあり、無我夢中で駆け上がった頂点だった。しかし、18年のV獲りはメンタル面の成長も感じさせる走り。「今節は落ち着いて過ごせた。ティアラの重みも実感できる」と女王の貫禄を漂わせた。
昨年の徳山開催では4走して勝ち星なし。今年は王座奪還をかけた戦いでもある。舞台となる浜名湖は出場機会の少ないレース場だが2年ぶりに参戦した9月のヴィーナスシリーズでは優出に成功。準優、優勝戦とS勘も合わせていただけに収穫は大きかったはずだ。
今年は3月の蒲郡から11月の多摩川までSG、G1を除いて14節連続で優出と快進撃。格の違いを見せつけてきたが、肝心の大舞台では結果を残せていない。5月のSG・オールスター(住之江)は予選落ち、8月のレディースチャンピオン(多摩川)でも準優6着で敗退。悔しさを味わってきた。20年を笑顔で締めくくるためにも金字塔のV3達成を目指す。