【POG】中舘英二厩舎のエイジ12・6初陣「変に注目されている」(美浦発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。クラシック戦線を見据える良血馬からデビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 いよいよジャパンカップですねー。三冠馬が3頭そろった世界からも大注目の一戦。もちろん競馬は3頭で行われる訳ではありませんし、高配当を狙うのならば他の馬を狙うという攻め方もありですよね。しかも他の馬という形容するのが申し訳ないくらいの実績馬もしっかり脇を固めてのメンバーですから、これはいろんな意味で非常に楽しみです。ちなみに筆者の本命はあの馬。とにかく状態面で強調できますので、ぜひとも注目してもらえれば。

 さて、先週は出世レース東スポ杯2歳Sが行われ、ダノンザキッド(牡、栗東・安田隆)が勝利。迫力たっぷりで大物感あふれる好馬体。大箱が向いてる印象ですが、ここでは役者が一枚上だった印象ですね。来年が楽しみです。2着だったタイトルホルダー(牡、栗田)はホープフルSに向かうとのこと。東京よりも中山の方が向きそうなタイプですし、こちらも楽しみ。

 新馬戦組では、先週も紹介したアオイショー(牡、中舘、父ロードカナロア、母スイチョウカ)がいい感じ。今週は僚馬のコウソクカレン(牝)、コンドゥクシオン(3歳、牡)を追いかけて5F68秒3-53秒2-39秒7-12秒6をマーク。「軽い走りをするし瞬発力がありそう。距離は先々マイルくらいになるかもしれないけど、まずは中距離から」と師。12月6日の中山・芝2000mに石橋脩でデビューする予定。

 そして同日の中山・ダート1800mにはエイジ(牡、中舘、父キズナ、母ミネルバサウンド)がスタンバイ。オーナーの瀬谷隆雄氏は牧光二厩舎にコウジクン(セン馬)を預託していますが、今度は中舘英二厩舎にエイジときましたね。今回はクンが付いていないので、言葉としてもより強く響く感じがします。「みんなにエイジどうだ?なんて言われるよ(笑)。変に注目されているような気がするけど、馬は順調に来ているし悪くないですよ」と師。どちらも楽しみですね。

 インフォーマント(牡、加藤征、父ノヴェリスト、母ダンスインザムード)は良血馬。美浦に帰厩しデビューに向けて調整が進められる。

 フィニステラ(牡、木村、父ローエングリン、母ダノンベルベール)は中山後半でのデビューを視野に入れて調整されている。

 サンヴィセンテ(牝、木村、父ジャスタウェイ、母アビラ)も帰厩。中山後半くらいのデビューとなりそうだ。(馬三郎美浦支局・木村)

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