【デイリー杯2歳S】シティレインボー、仕上がり良好 池添親子タッグで初タイトルへ
「デイリー杯2歳S・G2」(14日、阪神)
札幌のデビュー戦からシティレインボーの手綱を取り続ける池添と、管理する池添兼師。父子タッグで素質馬を重賞初Vに導く。
11日の最終追い切りでは栗東CWで6F79秒4の好タイムをマークした。感触を確かめた主戦は「北海道ではすごくおとなしかったけど、こっちに来て気が入っていた」と気性面を課題に挙げながらも、「動き自体は良かった」と状態面に太鼓判。師も「気合が乗っていていい」と満足げだった。紫菊賞は出走取消となったが、「フレグモーネも脚じゃなくて顔だから問題ないよ」とみじんの不安も感じさせない仕上がりだ。
これまで厩舎が挙げたJRA重賞17勝のうち、11勝が息子によるもの。池添は「親子だから(機会が多いだけ)だと思います」と話せば、師も「親子でチャンスがあるから、自然とそうなっているだけ」と、ともに強くは意識していない。
とはいえ、成績が示す通り相性の良さは確かだ。「強い馬はいるけど、ここでやれたら先々も楽しみ」とトレーナー。定年まであと2年3カ月。残り少なくなったクラシックへ、まずは父子で出世レースを制す。