【POG】2歳戦独断評価 クインズラベンダーのレース内容にA評価

 2歳新馬戦が前週末、中山、中京の2競馬場で計7レース行われた。3日の中京5R・芝2000mは、1番人気のクインズラベンダー(牝、父ハーツクライ、栗東・西村)が2分0秒6のレコードで初陣を飾った。2019年のセレクトセールで2億9000万円(税別)で落札され、注目されたテンカハルは直線追い込んだが2馬身半差の2着に終わった。

 五分のスタートから道中は2番手で運んだクインズラベンダー。4角で自然に先頭に立つと、直線は後続を引き離し、ゴール前は手綱を抑える完勝劇だった。手綱を取った川田は「調教通りのいい走りで、自分のリズムでしっかりと勝ち切ってくれましたね」と評価。まだまだ奥を感じさせるレース内容からも今後が楽しみだ。(レース評価A、将来性★★★★)

 先週の新馬戦勝ち馬評価一覧

シャドウファックス(牝、父スウェプトオーヴァーボード、美浦・宮田)

 土曜中山5R・芝1600m、北村宏「調教から乗せてもらっていたのですが、まだきゃしゃな部分があって、厩舎でじっくりと作ってもらっていました。スタートも決まり、きれいな競馬で最後もよく伸びましたね」(B、★★)

サイファーシチー(牡、父スズカコーズウェイ、美浦・伊藤圭)

 土曜中山6R・ダート1200m、三浦「1週前追いに乗せてもらい、ポテンシャルが高いのは分かっていました。今日は前半はゆったりと走らせて、最後だけ脚を使うような競馬。いいものを持ってますし、まだ良くなりそうですよ」(C、★★)

ハンディーズピーク(牡、父マジェスティックウォリアー、栗東・大久保)

 土曜中京4R・ダート1800m、幸「まだ体に余裕があったり、緩いところもあるが、こういう勝ち方をしてくれました。これからもっと良くなってくると思う。楽しみですね」(B、★★)

ラナキラ(牝、父ロードカナロア、美浦・尾関)

 日曜中山3R・芝1200m、ルメール「すごく真面目。スタートが速くてフットワークもいい。物見をしたけど、直線はいい脚で伸びてくれました。乗りやすいので千四でも大丈夫でしょう」(C、★★★)

タイトルホルダー(牡、父ドゥラメンテ、美浦・栗田)

 日曜中山5R・芝1800m、戸崎圭「攻め馬からいい動きをしていましたからね。道中はいい感じで行けて、強い競馬ができました。もう少しゆったりと走れるようになれば距離も持つでしょう。いいモノを持っているし、今後が楽しみ」(B、★★★)

レアシャンパーニュ(牝、父エピファネイア、栗東・音無)

 日曜中京5R・芝1600m、和田竜「トモは緩いけど、いい馬。返し馬でチャンスがあると思った。最後は内を突いたけど、最後まで伸びてくれた。素質があると思う」(C、★★)

 先週の主な未勝利勝ち馬

ドナウエレン(牝、父モーリス、栗東・高野)

 日曜中京3R・芝1200m、北村友「ケイコで乗せてもらって千二は合うと思っていました。スッと対応してセンスの良さがうかがえましたね」(B、★★★)

スパイラルノヴァ(牡、父キズナ、栗東・藤岡)

 日曜中京4R・芝2000m、藤岡康「二の脚が速く、行く馬もいないので押し出される形になったが、リラックスして走れていました。最後も他馬が来た分だけ仕掛けた程度。しっかり伸びてくれました」(B、★★★)

(レースはS、A、B、C、D、将来性は★による5段階評価)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス