【競輪】松井宏佑がデイリースポーツ賞V 最終1角まくりで取手F1優勝

 「デイリースポーツ賞・F1」(1日、取手)

 開催最終日の9Rで決勝戦が行われ、松井宏佑(28)=神奈川・113期・S1=が最終1角6番手からまくりを決めて優勝した。松井マークの和田真久留(神奈川)が続いて、神奈川コンビのワンツー決着。3着には竹内智彦(宮城)が入った。

 ナショナルチーム仕込みのスピードを発揮した。松井が最終1角から一気にスパート。打鐘から先行した坂本貴史(青森)、最終バック4番からまくる山本伸一(京都)を一気にとらえると、そのまま堂々と押し切った。「行けるところから行こうと思っていた。乗り越えられる感触はありました。しっかり優勝ができて良かった」と充実感をにじませた。

 今シリーズはなかなか疲れが抜けず、決して満足のいく状態ではなかった。「ベストコンディションではなかったけど、そんな状況でも戦えた。いい経験になりました」と収穫を得た。次走はG1・寛仁親王牌(15~18日、前橋)。「しっかり勝ち上がれるように。うまく調整して臨みたい」と大舞台を見据えていた。

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