【ボート】平和島クラシックカウントダウンコラム5

 「ボートレースクラシック・SG」(17日開幕、平和島)

 福来剛が夢を実現させた。念願のSG初出場。しかも、地元の平和島が舞台だ。

 2000年デビューの87期。これまでは福島勇樹、出畑孝典、石橋道友ら同期の選手がSGに出場している姿をうらやましく見ていた。「応援する気持ちもあったけど、何だか置いていかれたという思いもあった」と明かす。

 初めてのSG出場切符は、優勝回数と勝率で手にした。昨年一年間で優勝5回。出場資格が確実となるV6には届かなかったため勝率争いとなったが、7・24のハイアベレージで出場権を獲得した。

 それでも、最後まで気の抜けない戦いだった。出場権獲得が“濃厚”な状況で、12月末は平和島の一般戦に出場。勝率を落としたくないうえに、Fを切れば30日間の休みがクラシック開催期間と重なってしまう。それでも1号艇で迎えた準優は、インからコンマ08のトップSで逃げた。「無理したくなかったけど、Sを行っちゃった。外から相手のボートが見えると勝負しちゃう」と舌を出した。

 今年に入ってからも好調をキープしている。江戸川の正月開催、桐生の一般戦で連続優出すると、津の一般戦で今年初V。「最近のリズムはいい」と充実一途。憧れ続けたSGへの思いを、地元クラシックにぶつける。

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