【ボート】桐生チャレンジカップカウントダウンコラム5
「チャレンジカップ・SG」(19日開幕、桐生)
水野はレディースチャレンジカップ初出場。9月の平和島、大村の連続優出で賞金を上積みして、晴れ舞台への出場権を得た。
20年前期の適用勝率を5・89で確定させて、4期連続のA2をキープ。通算の優勝回数こそ昨年4月の多摩川、今年1月の尼崎の2回のみだが、着実に地力を付けてきている。
近況はエンジンの仕上がりが目立つ。2節前の宮島オールレディースでは優出5着。「全体的に足はいい」と三拍子そろった機力を誇示した。9月の平和島でも動きはパワフル。「お正月(優勝した1月の尼崎)以来、久しぶりにエンジンが出ている」と優出4着の活躍を見せた。
持ち味は大崩れしない走り。2017年にF2を経験したことで、道中勝負のハンドルワークを身に付けた。エンジン調整もターン回りを求めて施す傾向がある。「直線とか伸びが付いても、Sを行くタイプではない。ターンの出口が良ければいい」と実戦足にこだわる。しかし、本来はまくり屋。豪快な攻めも兼ね備えている。
昨年は3月のG2・レディースオールスター(びわこ)で優出4着。レディースチャンピオンやヤングダービーに出場するなど大舞台も経験済み。レース足を仕上げて、初G2タイトルへ突き進む。