【ボート】桐生チャレンジカップカウントダウンコラム4
「チャレンジカップ・SG」(19日開幕、桐生)
タイトルを手にした永井彪也がSGに参戦する。もちろん、その先にはグランプリ出場の夢が膨らむ。
若手の登竜門である9月のヤングダービー(三国)をG1初優出にして初優勝。一躍、全国区のレーサーとして名をとどろかせると同時に、優勝賞金1100万円を加算。「チャレンジカップには出たい」と熱望していた通り、出場34人中の30番目で選出された。
ヤングダービーの優勝は2017年8月の多摩川以来、2年1カ月ぶりのVだった。なかなか優勝に届かなかったが、それでも焦らずに自分と向き合った。「準優に進出しても2、3号艇とかが続いてしまっている。それでもマイペースで走りたい」と当時は地力アップに努めていた。なかなか好素性のエンジンを手にすることもなかったが「15%のエンジンを引いても、やる作業は変わらない」と調整力を身に付ける糧にもなった。
その集大成がヤングダービーの優勝。「このあとの目標は、SGを獲れるような選手になって、グランプリに出場したい」と目を輝かせる。ボート界で屈指のイケメンレーサー。2年前のメモリアル(若松)以来となるSG舞台で、頂点まで駆け上がり、スター選手の仲間入りを果たす。