日本馬にも有利、香港シャティンの高速化

 「魁!海外馬券塾」(6日)

 香港のシャティン競馬場で先週末の3日に行われたG3(芝1800メートル)の勝ち時計は1分45秒2で、コースレコードだった。

 ゲートが開く瞬間から計時が始まる香港では、日本のコースより1秒3余計にかかると言われており、グランデッツァが14年5月の都大路S(京都芝1800メートル)でマークした1分43秒9の日本レコードに並ぶ時計になる。

 シャティン競馬場の芝は昨年ごろから高速化の傾向が著しく、1400メートルではビューティージェネレーションが1分20秒0。直線1000メートルは今年の香港スプリントでも有力視される、短距離界の新星エセーロが54秒6のレコードを計時している。いずれも換算すれば日本レコードを上回るタイムだ。しかし、この状況にも関わらず、他国の関係者から香港の芝が速過ぎることへの不満はほとんど聞かれない。

 昨年の香港国際競走には24頭もの外国馬が参戦した。日本に外国馬の参戦が減っているのは、馬場の硬さが一因と言われることが多いが、香港の相変わらずの活況をみるとそれだけでは説明がつかない。とはいえ、やはり速い馬場が有利に働くのは、香港馬と日本馬なのは間違いない。

 昨年の香港国際競走は史上初めて香港馬に4つのG1全てを勝たれてしまった。今年は12月8日に開催されるが、一つでも多く日本馬の勝利がみたい。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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