【凱旋門賞】ソットサス 末脚武器に地元・仏の期待に応える

 「凱旋門賞・仏G1」(6日、パリロンシャン)

 16年にフランス史上初となる通算6000勝を達成。その名を仏競馬史に刻んだジャンクロード・ルジェ調教師(66)にとって、凱旋門賞制覇は是が非でも成し遂げたいミッション。残されたピースを埋めるべく、執念を燃やす名伯楽のもとで、急成長を遂げてきたのが3歳馬のソットサスだ。C・デムーロとのコンビで仏ダービー、そして前哨戦のニエル賞を制した。

 大きな目標を見据え、伸びしろを残した状態で挑んだ前走のニエル賞。直線で内に入り、スペースを見つけられない、という窮地に陥りながら、わずかな隙を突いて抜け出した走りは鮮烈だった。本番と同じ2400メートルをクリア。距離へ適応力を示した上で、極上の瞬発力を発揮したことで、視界は大きく広がったと考えていい。

 3連勝中と今が伸び盛り。3歳牡馬で斤量は56・5キロ。対古馬という面で大きなアドバンテージとなるだろう。地元フランスの期待を背負い再びロンシャンへ。絶対女王エネイブルを相手に、切れ味鋭い末脚を武器に立ち向かう。

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