【中京記念】プリモシーン不安なし G1・2着の実力見せる

 「中京記念・G3」(21日、中京)

 1分30秒5-。日本レコードでの決着となったヴィクトリアマイルから2カ月。惜しくも首差の2着となったプリモシーンが、リベンジの舞台を夏の中京に求めてきた。しっかりと英気を養っての始動戦。結果が求められる一戦に立ち向かう。

 放牧先のノーザンファーム天栄(福島県)から美浦に帰厩したのが6月27日だが、通常使用しているWコースが改修中ということもあり、同30日に栗東入りした。入厩後はまず環境に慣れさせることに主眼を置き、乗り込んできた。

 「環境の変化に敏感なタイプで当初は体が減りましたが、今は戻ってきています。レースまでには、さらに良くなってくると思います」と楠助手は順調さをアピールする。その言葉通り、10日にはCWで一杯に追われ、6F82秒3-37秒7-11秒6を計時。14日の坂路では、馬なりで4F53秒2-12秒4をマークと、何の不安も見当たらない。

 最速の上がりを駆使しながら、わずかに届かなかった前走だが、限りなくビッグタイトル奪取には近づいた。着実に階段を上りつつあるのは確かだろう。「体がしっかりしてきたのは間違いありません。左回りのマイルはピッタリ」。中京は初めてとはいえ、舞台設定に不足はない。G12着の力を誇示し、次のステージへ。初見参の桶狭間は単なる通過点となる。

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