【日本ダービー展望】無敗2冠へサートゥルナーリアが出陣

 「日本ダービー・G1」(26日、東京)

 中心となるのは皐月賞上位組だ。4戦4勝で皐月賞を制したサートゥルナーリアは、05年ディープインパクト以来、史上7頭目となる無敗の2冠制覇が懸かる。コンビを組むのは、ルメールの騎乗停止により白羽の矢が立ったレーン。1週前にコンタクトを取り、「とてもいい。本当にいい仕上がりです」と好感触を得た様子。さえまくる手綱さばきで7071頭の頂点へと導くか。

 皐月賞では直線で不利を受けながらも頭差2着となったヴェロックス。逆転Vへ向けて1週前追い切りでハードな攻めを消化した。栗東CWで16日の一番時計となる6F78秒5-36秒5-11秒5をマーク。猿橋助手は「しっかりと負荷をかけられるのはいい傾向ですね」と、上々の気配をうかがわせる。3着馬ダノンキングリーも虎視たんたん。今回は新馬と共同通信杯で2戦2勝の東京。萩原師は「距離が延びることへの心配はない」と自信をのぞかせた。

 青葉賞を逃げ切ったリオンリオンも侮れない。距離延長で真価を発揮した素質馬が舞台経験を生かして上位進出を狙う。皐月賞回避のうっぷんを晴らしたいエメラルファイト、NHKマイルC4着ダノンチェイサー、良血馬ランフォザローゼスにも注目だ。

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