【ボート】宮島マスターズチャンピオンカウントダウンコラム6

 「マスターズチャンピオン・PG1」(16日開幕、宮島)

 平成最後のSGとなった3月のクラシックを制した吉川元浩。SG制覇は2007年12月のグランプリ以来、実に11年3カ月ぶりだ。昨年からマスターズチャンピオンに出場できる年齢となったが、まだまだ一線級であることを証明した。

 タイトルが射程圏内であることの兆しはあった。昨年は、6月福岡G1周年、地元の7月尼崎G1周年など優勝8回。09年以来となるグランプリにも出場。「久しぶりにグランプリに出て、また行きたいと思った」。再び大舞台で輝くと誓った矢先に3月のクラシックで2個目のSGタイトルを獲れたのは大きい。

 46歳となったが、今が充実期といえる。「体力は今の方がいいし、ペラの感覚は今の方がある」と言い切る。クラシックではエンジンを完璧に仕上げ、右横風10メートルの強風が吹く中で行われた優勝戦でも、動じずにコンマ12のトップSで逃げ切った。心技体が整っている証拠でもある。

 昨年のマスターズチャンピオンは初日ドリーム戦1号艇に選出されながらも、低調機に苦戦して予選敗退。今年はリベンジも期して臨む。新たにSGの勲章を手に入れた吉川が、マスターズの世界でも充実ぶりを見せつける。

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