ドバイターフ揺るがぬアーモンドの絶対優位

 「魁!海外馬券塾」(20日)

 ドバイターフ・UAE・G1(芝1800メートル)に向けての地元の前哨戦は、ザビールマイル・UAE・G2(芝1600メートル)をミシカルマジック、ジェベルハッタ・UAE・G1(芝1800メートル)をドリームキャッスルと、いずれもゴドルフィン勢が勝った。後者はその前2走も、同じメイダン競馬場の芝1800メートルで重賞を連勝しており、この馬が地元の最有力馬となる。

 外国からの遠征馬では香港のサザンレジェンドが実績上位。昨年12月の香港マイル3着で、2着のヴィブロスとは小差。マイル王ビューティージェネレーションにはかなわないが、今の香港ではそれに次ぐ力のある馬だ。

 昨年のクイーンエリザベス2世S・英G1(芝1600メートル)2着アイキャンフライ、3着センチュリードリームも出走を予定しているが、これらを相手にしても、やはりアーモンドアイの絶対優位は揺るがない。

 早めに動く脚質のドリームキャッスルがいったんは先頭に立つだろうが、これをアーモンドアイがどこでとらえるか。直線半ばで並びかければ、そこからは独走になるのではないか。2着争いにディアドラとヴィブロスが絡む可能性は極めて高く、史上初となる海外G1での日本馬ワン・ツー・スリーが見られるのではないかと期待している。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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