【ボート】戸田クラシックカウントダウンコラム2
「ボートレースクラシック・SG」(16日開幕、戸田)
ボートレース戸田の水質は淡水。戸田漕艇場の西端を競走水面として使用しており、水面の横幅が107・5メートルと全国で最も狭い。さらに1Mはスタンド側に大きく振られており、幅は37メートルしかないのも大きな特徴だ。
全国有数の特殊な水面で、独特の調整が求められる。そのため水面への得手不得手も明確に表れる。インが弱いことで知られ、昨年11月~今年1月までの3カ月間でインの1着率は42・1%にとどまる。イン艇はある程度先行しておかないと1Mは回りしろがなくなり、直線でスピードに乗せて走れるセンター勢の攻めに遭う。また思い切って握っても、水面が狭いために消波装置にぶつかる危険がある。舟が返ってくる乗り心地も必要不可欠となってくる。
エンジンは昨年6月29日から使用開始で相場は固まっている。機力差ははっきりしており、さらに高い勝率を残しながらも機力には乏しいエンジンも存在する。絶対的なエース機はなく、55、25、28、11号機あたりが上位エンジンとして君臨する。ともにどの足もレベルが高く、調整のゾーンが広い。一時は伸びの良さを誇った38、27号機はペラが替わってから変調気味。本体は確かなのでSG戦士が手腕でどこまで仕上がるか注目が集まる。