【ボート】平尾、8月SGで屈辱 悔しさ地元周年にぶつける「児島で頑張る」

 平尾崇典
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 「児島キングカップ・G1」(25日開幕・児島)

 岡山県倉敷市の児島ボート・開設66周年記念が25日に開幕する。初日、2日目に実施されるWドリーム戦の1号艇は今年の賞金ランク上位をひた走る白井英治(2位)と峰竜太(3位)。強豪を迎え撃つ岡山勢は地元水面を知り尽くしたベテランが中心だ。7月の西日本豪雨災害からの復興を目指す地元へ勇気を与えるべく、62周年の覇者・川崎智幸と、12年の児島チャレンジカップでSGVを成し遂げた平尾崇典が燃えている。今大会へかける意気込み、レース場以外で見せる素顔にも迫った。

  ◇  ◇

 平尾は児島キングカップの常連で、今大会はドリームにも出場。「毎年走っているし、この年になると若い頃みたいに気合が入るとかはない。でもとにかくメモリアルの成績には腹が立って仕方ない。ホンマにふがいなかった」と児島代表として3年ぶりに選出された8月のボートレースメモリアル(まるがめ)では結果を残せず無念をにじませた。

 結局、メモリアルでは、8走して1着も2着もなし。見せ場もなく終わってしまった。「住之江でG1優勝してメモリアルに選んでもらった。ここが勝負だと思っていたから自分が抑えられない。この気持ちは児島周年にぶつけるしかない」と屈辱を味わったまるがめでの悔しさを闘志に変えて、この地元周年にぶつける。

 現エンジンの児島は2月地区選、GW(優勝)、お盆レースと、3回経験。「目星を付けている何機か以外を引くとダメだと思う」と機力相場は重々承知している。「乗りたいエンジンの一つは、地区選のドリームでインの白井英治を差し切れた14号機。お盆を走ってペラも分かっているつもり」と調整のイメージはできている。

 今回の潮回りは大潮で満潮時にレースが行われることが多い。「潮が高い方がテクニックの差もでるし、若い子の異次元ターンにも対抗できる」と水面の特徴も有利に働く。

 「メモリアルの分も児島で頑張りたい。チャレンジカップにも行きたい。僕には児島周年しかない」と賞金の上積みなど勝負どころは今回だと思っている。地元を活気づけ、勇気と感動をもたらすものは何よりも地元選手の活躍。それは平尾自身が12年11月のチャレンジカップ優勝で実現した。ありとあらゆる戦略を練り、地元周年を勝ちに行く。

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