【キーンランドC】ムーンクエイク ゆったり好状態 初6F戦も洋芝も問題なし

 「キーンランドC・G3」(26日、札幌)

 未知なる距離にも心配は無用だ。前走の京王杯SCで衝撃のレコードVを飾ったムーンクエイクは23日、札幌芝で最終リハを行った。ダイナミックなフットワークで好仕上がりをアピール。2つ目のタイトル奪取へ視界は良好だ。

 以前とは違い、落ち着いてしっかりと操縦できる。追い切りも鞍上の思うがまま。ムーンクエイクは札幌芝を単走でゆったり。直線に向いても余計なアクションを加えることなくそのままゴールした。時計は5F67秒9-38秒4-13秒2と地味でも、ダイナミックなフットワークで好仕上がりをアピールした。

 「馬はできているので、しまい重点でサラッと。落ち着いているし、いい状態。折り合いがついて、コントロールできていました。時計がかかる馬場でも、気持ち良く走っていましたよ」と大江原助手は、狙い通りの調整に手応えをつかむ。

 衝撃のレコード勝ちを飾った前走後は、ここに目標を定めて、7月26日に函館へ入厩。そこから追い切りを6本消化し、8月22日に札幌へ移動しての最終追い切り。「問題なく、輸送をクリアしてくれました。うちの厩舎は通常でも木曜追いをやっていますし、この日程でも心配はないと思います」。全てが予定通り。同助手の表情も明るい。

 以前は気性面に難しさを抱えていたが、3歳6月に去勢。「精神的に落ち着いたのが大きいですね。ケイコでの走りが変わってきた。同時に成長して大人になったんだと思う」と効果の大きさに目を細める。

 重賞ウイナーとして臨む今回、未知なる距離に挑む。「初めてですが、対応力の高い馬ですから。洋芝も大丈夫。スピードもパワーもある馬です」と力強い。本格化を迎えた今なら1200メートル戦でも進撃は止まらない。

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