【天皇賞】ガンコ好調をキープ 悪路で控えめ調整も感触良し

 「天皇賞(春)・G1」(30日、京都)

 日経賞で初タイトルを得たガンコが、好調をキープしたまま長距離戦線の頂に挑む。

 25日、栗東坂路での最終リハ。ゆったり入って徐々に加速。スッとギアを入れ替えるスムーズな登坂は、操作性の高さをうかがわせる。4F54秒4-12秒3。やや控えめな時計だが、前夜から降りしきる雨で馬場も悪かった。松元師に調教プランから任された藤岡佑は「いい感じでした。乗りやすい馬ですからね。状態は維持しています」と笑顔で感触の良さを伝えた。

 4走前にダート路線から芝の長丁場に切り替えると、1、3、1、1着と一気にブレーク。3200メートルの適性について、鞍上は「さすがに走ったことがないので分からないけど、スタミナが危ういと思ったことがまだない」と胸を張る。勢いは断然。初めての大舞台でも、正攻法で臨むだけだ。

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