ラッキーライラック、凱旋門賞登録へ 父オルフェーヴルの無念晴らす

 昨年の最優秀2歳牝馬で、桜花賞2着のラッキーライラック(牝3歳、栗東・松永幹)が、凱旋門賞・仏G1(10月7日・パリロンシャン)の登録を行うことを20日、所属するサンデーサラブレッドクラブがホームページで発表した。桜花賞でデビューからの連勝がストップした同馬は、巻き返しを図るオークスへ向けて21日に栗東トレセンへ帰厩予定。

 1月のJRA賞授賞式ではオーナーサイドが凱旋門賞挑戦の意思を表明しており、3歳での遠征に前向き。また、今年からオークス1~3着馬にヴェルメイユ賞・仏G1(9月16日・ロンシャン)の優先出走権、同レースの登録料、輸送費補助が付与されるため、3歳牝馬にとっては凱旋門賞に臨む環境が今まで以上に整ったといえる。

 12、13年2着と涙をのんだ父オルフェーヴルの無念を晴らすべく、秋に海を渡るかが注目される。

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