【マイルCS】エアスピネル無念の惜敗…悲願まであと20センチ及ばず

 「マイルCS・G1」(19日、京都)

 レーヌミノルを力強くかわし、相棒のエアスピネルのG1初制覇を感じたその直後、ペルシアンナイトのゴール前強襲によって勝利はスルリとこぼれ落ちた。「思った通りのレースができました。でも、反応が良過ぎて早めに先頭に立ってしまいましたから」と初コンビのムーアは悔しさを押し殺して振り返った。

 悲願は成らず、鼻差の2着。20センチ届かなかった。それでも力は見せた。だからこそムーアは「能力はあります。だからG1は獲れる馬だと思う」とスピネルをたたえた。

 主戦、武豊の調教中の負傷による影響を考慮して、ムーアにスイッチしたのが本番4日前。非情とも思えるその采配は何が何でも勝ちたかったからこそ。内容よりも結果が欲しかった。

 「完璧に乗ってくれたけどね。1キロの斤量差もあったかもしれないが、あれがミルコ(デムーロ)です。やられました。負けは負けです」と笹田師。指揮官はM・デムーロの魔術のような騎乗を素直に認めるしかなかった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス