【京都記念】豊ラーでV3に自信

 「京都記念・G2」(16日、京都)

 先週のきさらぎ賞をトーセンスターダムで制した武豊騎手(44)=栗東・フリー=が、同じ島川隆哉オーナーの所有馬トーセンラーで2週連続の重賞制覇を狙う。12、13年と連勝しており、今年も勝利を決めれば自身8度目の同一重賞3連覇となる。

 緑と青の勝負服が、今週も淀のターフで躍動する。武豊は先週のきさらぎ賞をトーセンスターダムで快勝。2週連続の重賞Vを狙い、昨年の覇者トーセンラーで参戦する。「(京都記念は)2連覇中やしね。過去10年で4勝を挙げているから」と相性は抜群だ。

 パートナーは京都ではG1勝ちを含む〈4・1・3・1〉と得意にしている。3コーナー過ぎの坂の下りで勢いがつけられるコース設定は、持ち味の末脚をフルに生かすことができる。「京都はいい馬だからね」と力を込める。

 3Fの距離延長には「心配は心配。前走ではマイル仕様になっていたから」と慎重な姿勢も見せる。ただ、陣営は前走時の坂路中心の調整法から、コース主体の調教に変更し、馬を中距離仕様につくりかえてきた。「今まで走ってきた距離でもあるし」と相棒の力を信じて臨むつもりだ。

 先週のきさらぎ賞では2番人気で、1番人気のバンドワゴンを下した。「“トーセン”で、2強対決、2番人気(が予想される騎乗馬)だから」と先週の重賞V時とイメージを重ねる。

 G1・5勝馬ジェンティルドンナが強敵となるが「相手はG1を何個も勝っているし、こっちはチャレンジャー」と気を引き締める。同一重賞3連覇を成し遂げ、存在感を見せつける。

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