【オールカマー】バラード切れた

 「オールカマー・G2」(22日、中山)

 実際の数字以上に、ひときわ伸びが目立った。ダノンバラードは19日、栗東坂路でオーシャンブルー(5歳オープン)と併せ馬。徐々にピッチを上げながら、GOサインが入ると、アッという間に置き去りにして1馬身先着を決めた。4F53秒6‐39秒3‐12秒1。池江師は「先週は右にもたれていくのがきつかったと聞いたけれど、今週はましな方だったね。動きも良かったし、息の入りも良かったね」と納得していた。

 宝塚記念ではジェンティルドンナの追撃をしのいで2着に入ったように、先行力にも安定感が出てきた。指揮官も「スタイルが確立できてきた」と、完成の域に近づいていると考えている。今春にAJCCを制した中山2200メートル戦で迎える秋始動戦。得意の舞台で結果を出して、古馬戦線の主役の一角に名前を連ねる。

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