【桜花賞】クラウンロゼ動き文句なし
「桜花賞・G1」(7日、阪神)
史上7頭目となる無敗での桜の女王を狙う関東馬クラウンロゼが3日、栗東CWで文句なしの動きを見せた。他厩舎の併せ馬を5~6馬身前方に見ながら、直線に入るとその内へ。残り100メートルで気合をつけられると“先着”を決めた。「目にも見えない速さだったよ」と騎乗した谷中助手はジョークを飛ばしながら充実感でいっぱいの表情。「先週、全体的な時計を出しているので、きょうはしまい重点。すごくいい動き」とうなずいた。
アネモネSではこれまでの先行策からから一転、差す競馬で3連勝を決めた。自身のG1初制覇もかかる三浦は「競馬の雰囲気にのまれなければ」とチャンスをうかがう。「どんな競馬でもできるセンスがいい。スタッフ一同、いいプレッシャーを感じながらやっているよ」と話した天間師。騎手時代も含めて初挑戦となるクラシックに「不安を挙げればそこだけかな」と周囲を笑わせた。リラックスムードの陣営が、3年ぶりに桜の冠を関東へ運んでくる。