【桜花賞】須貝厩舎の2頭が共闘デモ

 「桜花賞・G1」(7日、阪神)

 2歳女王のローブティサージュはチューリップ賞で、新設重賞アルテミスSを制したコレクターアイテムはクイーンCでともに9着と敗退。須貝厩舎の2頭は不利な状況へと追い込まれた。だが昨年、G1・4勝を含む重賞9勝を挙げた新進気鋭のトレーナーは巧みに軌道修正を図ってきた。

 3日の最終追い切りは両馬による併走追いを指示。滑らかなタッチで栗東坂路を駆け上がってくるローブとコレクターを確認した須貝師は、共同会見でこう口を開いた。「余力を残しながらというのは予定通り。巻き返したいですね」。両馬が刻んだラップは、全く同じ4F54秒5‐40秒1‐13秒6で併入。前週はハードに。そしてレース当週はソフトに。セオリーに沿ったメニューを組むことができたのは、調整がうまくいっている証しだ。

 手綱を通して伝わってくる感触も前走時とは違う。ローブの秋山は「いい動きでしたね。中間にきつめの調教をしてきましたから、それが競馬につながってくれれば」と前を向き、コレクターの浜中もまた「硬さがなくなり、覇気も出てきています」と声を弾ませた。さあ逆襲の桜へ。反撃へと転じる準備は整った。

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