【スプリンターズS】バレンチノ、復縁

 「スプリンターズS・G1」(30日、中山)

 3月の中日新聞杯で重賞初制覇を飾ったデビュー4年目の松山弘平騎手(22)=栗東・フリー。24日現在で54勝を挙げ、デビューした09年の36勝を大幅に上回る、年間の自己最多勝利記録を更新中だ。秋の短距離王決定戦には、函館スプリントSで自身に重賞2勝目をプレゼントしてくれたドリームバレンチノで参戦。全8勝を挙げる“名コンビ”で念願のG1初制覇を狙う。

 大一番を前にしたプレッシャーは感じられない。表情は普段通り穏やかで、あどけなさを残している。10年菊花賞のシルクアーネスト(10着)、12年高松宮記念のレジェトウショウ(17着)に続く、自身3度目のG1挑戦。ドリームバレンチノとのコンビで臨む松山は27日、「函館スプリントSを勝ったときが強い競馬だった。あの競馬ができればチャンスがあると思っています」と力を込める。

 デビュー時から能力は高く評価していた。「すごくおとなしくて乗りやすく、乗り味がいい印象がありました」と新馬戦当時を振り返る。2勝目を挙げるまでに時間を要したが、6F戦を中心に使われるようになり戦績も安定。「最初は短距離馬ってイメージはなかったんですが、今ではすっかり短距離馬らしくなってきましたね」。スプリンターとしての素質を開花させた相棒に、驚きと頼もしさを感じている。

 何度かコンビ解消もあったが、そのたびに運命に導かれるように“復縁”。函館スプリントSを含む同馬の全8勝の手綱を取るなど、今では息もピッタリだ。「僕がデビューした年(09年)にデビューした馬。そういう馬でG1に出られるのはうれしい。この馬とG1を勝ちたいというのはありますね」と自然と気持ちも高まる。

 前走のキーンランドC(7着)は騎乗停止中だったが、栗東トレセンに帰厩後は4週連続で追い切りをつけ「状態は日に日に良くなっていると感じます」と、手応えはつかんでいる。外国馬や短距離女王カレンチャンなど、ライバル勢は強力だが「G1だし、甘くはないと思う。ただ、馬を信じて乗るしかないですから」とキッパリ。飛躍を遂げた若武者が、大舞台でさらなる勲章をつかみ取る。

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