田崎史郎氏 東京、神奈川、埼玉、兵庫で「壊滅的な打撃」が自民に→さらに深刻なのは党員が「せいせいしている」、公明党員もおそらく同じ
政治評論家の田崎史郎氏が13日、「羽鳥慎一 モーニングショー」に出演し、自公連立政権が崩壊したことによる影響について話した。
田崎氏は「自民党の首都圏選出の衆議院議員に話を聞くと、かなり影響出るだろうと言うんです」とし、「東京、神奈川、埼玉、兵庫。いずれも公明党が強いところです。壊滅的な打撃を受けるだろうとみています。1万票、2万票の差で当選している人がいる。あるいは数千票の差の人も多いんです。そこで打撃を受けるだろうと言うんです」と自民党議員で当選が厳しくなるだろうとの見通しを示した。
続けて田崎氏は「さらに深刻なのは、自民党の党員の方々は今回の決定によってせいせいしている、喜んでいるっていうんです」と述べた。羽鳥アナは「公明が離脱したことを?」と確認した。
田崎氏は「そうです」と応じ、「おそらく公明党の党員の方々もそうじゃないかと思う。自民党の党員にとっては比例は公明と書くように頼まれるわけです。それはいやいややっているわけです。公明党の人たちもいやいや自民党を応援しているわけです。お互いいやいやなのが解消されて、喜んでいるんですけど、じゃあそれが選挙でどうなるかというと大きな影響がでるだろうと」と縛りから解放されたことによる結果が大きいのではと述べた。
コメンテーターの石原良純が「そういう影響が出るのは分かっていたのでは。自民党の議員はこういうことは起こらないと思っていたんですか」と尋ねた。
田崎氏は「自民党の執行部の人たちは離脱しないだろうという読みだったと思います。先週金曜日の党首会談で斉藤さんや西田(実仁公明幹事長)さんの厳しい対応を見て、ちょっと待って下さいとなるわけですね。本当に離脱すると思ったならば丸呑みとか、もっていくんだろうと思います。しなくても時間稼ぎしようと思っていたのが本音だと思います」と述べた。
