【連立離脱】元自民幹事長 「首班指名で野党がまとまらず、結果として高市くんが指名されたとしても」→公明が離脱した理由を分析

 小沢一郎立憲民主党衆院議員が13日までに更新されたYouTubeチャンネル「小沢一郎 公式チャンネル-いっちゃんねる-」に出演し、公明党が自民党との連立離脱を表明したことについて私見を述べた。小沢氏はかつて自民党幹事長を複数期にわたって務めた。

 小沢氏は「高市総裁の責任が非常に大きい。彼女の考え方、発想、体質、そのものに対する拒否感ですよ」と指摘。「党の人事でも、萩生田さんといういわゆる裏金の最大の人物を幹事長代行というポストにつけた。ほかにも裏金問題の人たちを『みそぎが済んだ』ということでいろんな待遇を与えた。政治的感覚の無さというか、それを疑わざるを得ない」と述べた。

 さらに小沢氏は「外交では高市くんのまわり、側近で政府与党の要職につくだろうと言われている人たちがこの時期に台湾に行ったということ」と、超党派の議員連盟「日華議員懇談会」のメンバー約30人が9日午前、台湾で10日に開かれた双十節(建国記念日)の祝賀式典に出席したことを指摘した。

 小沢氏は「習近平がある意味で、彼の主張の最大の柱にしている武力解放でもやるんだと言っているのに、あえて逆なでするようなことを高市くんの側近である人がやるというこの政治感覚。中国と一戦交えるというくらいの腹を決めてやるのなら別だけど、そんな判断も度胸もないのに、高市くんがそれを認めているというか、そうさせているわけだから、これでは公明、学会といわずに、他の野党だって高市くんの体質、考え方に誰もついて行けない」と懸念を示した。

 小沢氏は「国民の生活そのもの、日本の存立にかかわる大問題だからこれを判断する力がない、能力がないということが公明党が離れた原因であるし、多くの人、野党各党も危ぶんでいる問題だと思う」と述べた。

 小沢氏は今後について「ですから、首班指名で野党がまとまらず、結果として高市くんが指名されたとしても到底この国の政治の運営、統治はできない。国民の生活を本当に守っていくだけの安定したしっかりした政治はできない。そう思います」と分析。「自民党そのものが能力を失いつつあるというか、もう失っている」とかつて在籍した古巣への思いも口にした。小沢氏は「野党も大きな視野に立って考えなくちゃいけない。個々の政策を協議しながらやるとか、そんなことでは何も思い切ったことはできない」と述べた。

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