タレントのビートたけしが７日、都内で行われた「江戸まちたいとう芸楽祭」内のお笑いコンテスト「たけしが認めた若手芸人　ビートたけし杯『お笑い日本一』」に名誉顧問として出席した。

　出場者のネタ前に登場したたけしは「いよいよテレビも…」と話し始め、さまざまなトラブルに揺れる今の芸能界に言及。これにナイツの塙宣之は「一番聞きたいとこですね」とたけしの“毒”に期待を寄せ「まずは生島ヒロシからお願いします」と語り、笑わせた。

　その後たけしは「演歌歌手とかの皆さんが良い時代があって、それがいつの間にかお笑いが出てきてダメになって。そのお笑いも今のところＹｏｕＴｕｂｅとかいろいろ出てきてダメになって」と話し、「今お笑い目指してる人は氷河期に入ってきたかな」と私見を述べた。

　一方で「でも基本的にお笑いっていうのはそういう所で頑張るのが普通」とし、「今まではものすごいちやほやされたけど、そういうのは終わるべくして終わったと思う。まあ良い思いしちゃったけども」と自身の若かりし頃も回想した。

　出場した全８組の中からシティホテル３号室と、ハマノとヘンミが大会初となる異例の同時優勝を果たした。たけしは２組の選考理由を「まともに見られたのはこの２組かな」と厳しく語った。