アグネス・チャン 進次郎氏らに育休「ぜひ取って」…自身の子連れ出勤を振り返り

 歌手のアグネス・チャン(64)が26日、都内の旭屋書店池袋店で著書「終わらない『アグネス論争』」のサイン本お渡し会を行った。

 かつて、自身が長男と“子連れ出勤”したことから始まった論争を振り返り、現在の女性と子育てを取り巻く状況についての思いをつづった一冊。アグネスは「もう33年前なんですね。夢中でした」と、感慨深げに笑みをこぼした。

 当時は女性からもバッシングを受け、愛息との入浴中に涙したという。だが、夫から「本当に自分のことが正しいと思うなら、子育てと人生で証明しなさい」と言われて「重い言葉だけど、もっともだなと。子供のためになる、他の女性の未来につながっていくことになるのなら、やり続けるべきだと思いました」と覚悟を決めた思い出を明かした。

 育てた息子3人は、米スタンフォード大に入学。芸能界の変化は「現場に(子供を)連れて行くことは珍しくなくなった。小さい子を見ると和む」と感じつつ、日本の社会全体については「いまだに仕事を続けるのに大変苦労したり、辞めたりしている人はとても多いと思う」と感想を口にした。

 小泉進次郎環境相が育休の取得を表明した話題を受け、新米パパに向けては「もしチャンスがあるなら、ぜひ取ってほしい。奥さんの大変さもわかるし、赤ちゃんや奥さん、命に対するいとおしさもわかってくると思う」と訴えた。「今、実感することは、やっぱり子育ては一人ではできない。家族とかまわりの人たちとか、みんな応援してくれたからできた」と話すと「女性だけの本ではない。男性に頑張ってもらわないと変わらない。みんなに読んでもらいたい」と著書をPRした。

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