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堺屋太一さん死去 「団塊の世代」名付け親、ファン歴60年以上の女子プロ愛

 歌舞伎町の新宿FACEこけら落としに駆けつけ女子レスラーとリングに上がる仕掛け人の堺屋さん(前列右)=05年7月29日
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 作家・経済評論家の堺屋太一(さかいや・たいち、本名・池口小太郎=いけぐち・こたろう)さんが8日午後8時19分、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。83歳。著書の「団塊の世代」が流行語となり、NHK大河ドラマ「峠の群像」「秀吉」の原作者で、民間人閣僚として経済企画庁(現内閣府)長官を務めた一方で、女子プロレスの創生期から60年以上にわたるファンとしても知られた。

 時代の先を見据え、官民双方の立場から多彩な才能を発揮し「仕掛け人」と称された。

 大阪市出身、東大経済学部卒。1960年に通商産業省に入省し、70年開催の大阪万博の企画を担当。沖縄開発庁出向中には沖縄海洋博も手掛け、78年に退官した。在職中の75年に石油危機をテーマに「油断!」を出版。第1次ベビーブーム世代を「団塊の世代」と名付けた76年の同名小説では、この世代が社会に与える影響をいち早く予測した。

 歴史小説も多数手がけ、「峠の群像」「秀吉」はNHK大河ドラマの原作にもなった。

 98年から小渕内閣と森内閣で経済企画庁長官を務めた。消費現場の生情報を得るため、タクシー運転手やスナック経営者などに景気情勢を聞く「景気ウオッチャー調査」を発案。安倍内閣では内閣官房参与に就任した。

 女子プロレス好きで、尾崎魔弓(50)の大ファン。05年に新宿・歌舞伎町に女子格闘技の殿堂開設を仕掛け、オープン時にリングで「格闘技の会場で世の中を変えたい」と訴えた。

 近年は橋下徹氏が立ち上げた大阪維新の会のブレーンとして、大阪府市の特別顧問を務め、25年の大阪・関西万博開催に向け意気込んでいた。

 葬儀・告別式は17日午後1時から東京都港区の青山葬儀所で。喪主は洋画家の妻池口史子(いけぐち・ちかこ)さん。

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