橋下徹氏、とくダネ!に怒り「ちょっと酷すぎる」 タイタン&維新訴訟特集で

 前大阪市長で弁護士の橋下徹氏が2日、ツイッターで、フジテレビ系「とくダネ!」に「解説が酷かった」「自作自演って、ちょっと酷すぎる」と苦言を呈した。この日の「とくダネ!」では、タイタンが維新の会に対して4180万円の損害賠償を求めた訴訟について特集していた。

 橋下氏は昨年6月に維新の会の公認候補に自身の写真がポスターに使用されたことで激怒。橋下氏はこの時すでに維新の会から離れていた。また今年4月にも再び維新の会の選挙ポスターに自身の顔写真が使用されていた。一部シールで隠されていたが橋下氏であることは明白。事務所はこのことで橋下氏のレギュラー番組や特番が終了したとして、4000万円を超える損害賠償を求める訴訟を起こした。

 番組では政治評論家の田崎史郎氏をゲストに迎え、このニュースを特集したが、橋下氏は生でこの番組を視聴していた様子。ツイッターで「小倉さん、田崎さん、特ダネ観てますよ!」(原文ママ)とつぶやいたが、じょじょにツイートには怒りがにじむ。

 田崎氏は、所属するタイタンと、維新が対立したことに「両方が対立しちゃったので、悪く言えば逃げた、良く言えば合理的に考えて当事者同士で裁判で争って下さいよと考えた」と解説したが、橋下氏はツイッターで「田崎さん、コラッ!逃げたんじゃないよ!」「弁護士職務規程を読みなさい!」と猛反論。

 更に「僕は本当は両者の相談を受ける立場だけど、それが弁護士職務基本規定上できないだけ」と、改めて説明。そして「タイタンと維新の訴訟の件、特ダネの解説は酷かった。参ったな」と酷評した。「もし維新が相手じゃなければタイタン側の代理人としてガンガン攻めていたし、逆にタイタンが相手じゃなければ、大阪維新側についてしっかり守りを固めた。それが弁護士職務基本規定上できないだけ」とつぶやき。「自作自演って、ちょっと酷すぎる」と怒りをにじませた。

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