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日本無念、試合前に五輪消滅…豪がアジア枠

 最終戦もストレートで敗れ、コート上に座り込む選手たち(撮影・出月俊成)

 「バレーボール男子・五輪最終予選、日本0‐3イラン」(10日、東京体育館)

 日本が2大会連続の五輪出場を逃した。イラン戦が行われる前に、中国を3‐0で下したオーストラリアが、アジア枠1位を確定させ、全体1位のセルビアとともに五輪出場を決めた。“消化試合”となった一戦では、日本は0‐3と完敗。植田辰哉監督(47)は代表監督を退任する意向を示した。協会はリオ五輪に向け中垣内祐一代表コーチ(44)らを候補に新監督の人選を急ぐ。

 植田ジャパンが無念の終戦を迎えた。五輪の望みが絶たれての“消化試合”は、昨年のアジア覇者イランに完敗。今大会を「集大成」と位置づけていた植田監督は「進退は協会に預けてある」としながら「五輪に出場できないのは僕の責任」と辞任を示唆した。

 協会の鳥羽賢二男子強化委員長も「8年間指揮され区切りになるのでは」と述べ、現在進行中のワールドリーグ終了後の退任が決定的となった。次期監督は、1990年代の日本男子バレー界を支えた中垣内コーチの昇格を中心に、外国人も含めた人選が進められる。

 04年アテネ五輪後から指揮を執った植田監督。08年には16年ぶりの五輪出場を導いたが、北京では1勝もできず予選リーグ敗退。昨年12月に死去した元協会名誉顧問で、金メダルを獲得したミュンヘン五輪代表監督、松平康隆さんから現役時代に授かった「子供たちや、バレーに携わる人の未来を消すわけにはいかないんだ」という言葉を胸に戦ったが、夢舞台への帰還は失敗した。

 25歳の福沢、清水が最年少と世代交代が進まず、長身選手の発掘もない男子。鳥羽委員長は「協会に財源がない」と嘆くが、16年リオ五輪へ、立ち止まるわけにはいかない。

(2012年6月11日)

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