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内村、五輪100日前イベントで金ラッシュ約束

 記者会見後にポーズをとる(左から)吉田沙保里、三宅宏実、内村航平

 「1億2500万人の大応援団発表」(18日、都内)

 日本オリンピック委員会(JOC)はロンドン五輪開幕100日前の18日、都内で日本選手団応援プロジェクト「1億2500万人の大応援団」を発表した。7月21日に代々木第一体育館で行われる選手団壮行会に史上初めて一般参加者を招待し、1万人規模で実施するなど、今後さまざまな応援を展開する予定。イベントに参加した体操男子代表の内村航平(23)=コナミ=は、全国民の声援を力に変え、五輪本番での“ゴールドラッシュ”を誓った。

 日本選手団の誇る“ロンドン五輪の顔”から、頼もしすぎる宣言が飛び出した。全国民を大応援団にしようという壮大な企画。金メダルを、しかも複数期待されるエース内村にとっては大きな重圧も掛かることになるが「プレッシャーにはならないですね。五輪なので、いつも以上に期待してもらった方がいい。これまでも応援を力に変えて競技をやってきたつもりなので」と、平然と言ってのけた。

 今回のプロジェクトでは、史上初の試みとして7月21日に行われる日本選手団壮行会に一般参加者も募り、1万人規模で行う。会場も例年のホテルではなく、国立代々木競技場第一体育館で実施。また、一般の人から3・3・7拍子のリズムを使った応援動画を募集し、公式応援ムービーを作成するなど、今後はさまざまな応援を展開していく予定だ。

 応援団長には“熱すぎる男”元テニスプレーヤーの松岡修造氏が決定。「応援が今の僕の生きがい、すべて。選手に本気の応援を届けて、選手から勇気、感動、希望をもらいたい」と話す松岡氏に、内村は「(松岡さんは)大変熱い方だけど、それに負けないように頑張りたい」と、“熱すぎる演技”で応援に応えることを約束した。

 この日のイベントでは、応援の第一弾として「書の甲子園」での優勝経験もある名門埼玉県立松山女子高による書道パフォーマンスが披露され、『がんばれニッポン』の書がしたためられた。これには普段クールな男も「僕は常に美しい体操を心がけているので、美しい文字で応援されてうれしい。正直、鳥肌が立った」と、胸を熱くした。

 4年に一度の夢舞台まで、残り100日を切った。「調子はすごくいいので、体調とケガに気をつけたい。100日間満足のいく練習をして、ロンドンへ行きたい」。すべての声援を力に変えて、日本の大エースは、ただ頂を目指す。

(2012年4月18日)
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