高梨沙羅が笑った!「感動しました」ジャンプ混合団体で雪辱の銅メダル 4位とわずか50cm差の激戦制す 丸山、小林、二階堂と4年前の悪夢振り払う「みんなのおかげ」伊藤有希と20秒間の抱擁で涙

 「ミラノ・コルティナ五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体・決勝」(10日、プレダッツォ・ジャンプ競技場)

 日本は丸山希(27)=北野建設=、小林陵侑(29)=チームROY=、高梨沙羅(29)=クラレ=、二階堂蓮(24)=日本ビール=で挑み、合計1034・0点で同種目初のメダルとなる銅メダルを獲得した。4年前の北京五輪でスーツ規程違反の悪夢を経験した高梨も好ジャンプを連発。雪辱のメダルとなった。4位のドイツとはわずか1・2点差。距離にして50センチ差だった。

 1本目は1人目の女子ノーマルヒル銅メダリスト丸山が97メートルを飛び、3位につけた。2人目の22年北京五輪金メダリストの小林は100・5メートルだったが、上位国は軒並みビッグジャンプを揃え、5位に後退した。

 高梨は3人目で登場。96・5メートルを飛び、再び3位に浮上した。3人目の選手の中では3位の得点。課題としてきた飛型点も個人戦より伸ばし、順位を確認すると笑顔でカメラに手を振った。

 4人目で登場した男子銅メダリストの二階堂が103メートルを飛び、首位スロベニアと9・7点差の2位に浮上した。

 2本目は丸山は97メートルで3位に後退したが、控室で高梨は拍手を送った。小林は98・5メートルで繫ぎ、再び2位に浮上した。

 し烈な2位争いとなり、重圧のかかる中で迎えた3本目。力強い踏み切りから97メートルを飛び、丸山、小林のもとへ辿りつくと、ハイタッチを交わし笑顔がこぼれた。「ごめんなさい」と呟いたが、しっかりと仕事を果たし、二階堂へとバトンをつないだ。

 二階堂が101メートルの大ジャンプで表彰台を決めた。メダルが決まった瞬間、高梨は両腕を突き上げて歓喜した。

 ずっと笑顔を浮かべていた高梨だったが、4年前の団体戦でともに戦った伊藤有希とハグを交わした涙がこぼれた。20秒以上抱き合い、何度も伊藤が高梨の頭をなでた。丸山の台頭もある中で今回は団体戦メンバーには入れなかった戦友。思いを重ねた抱擁の瞬間に、互いに涙が溢れ出した。

 高梨は開口一番、「みんなのおかげです」とし、「本当に一緒に飛んでくれた仲間、日本チームのみなさんのおかげで練習、個人戦以上にいいジャンプができた」と感謝した。

 4年前の悪夢を払拭した。「毎回チーム戦となると、足を引っ張ってしまう試合が多く、団体戦の苦手意識が、硬くなって自分のジャンプができないことが続いていて選ばれたときは自信もなくて、コーチに相談したこともあったが、トレーニングで自信を持って試合に臨めて、自分だけの力だけじゃなくまわりのみなさんの支えもあって、メダルも取れて本当に感動しました」と、声を震わせた。

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