ローラーS高萩嬉ら父と娘の夢五輪
2013年5月29日
嬉らという名は「嬉しいことがたくさんあるように」と、母香織さん(39)が名付けた。昌利さんは「自分の字を取って、昌子にしようかと思ってたんですけど、決定権がなくて」と笑う。ただ、ローラースケートだけは譲れなかった。嬉らが立ち上がれるようになったと同時に、特注のスケート靴を履かせた。「すぐに立てるようになった。バランス感覚はあるなと思った」
母香織さんは「女の子らしいことも」とクラシックバレエも習わせたが、最後は夫の夢を優先させた。「うまくやられました」と、香織さん。今は家族全員で、五輪の夢を追う日々だ。
嬉らは昨年、全日本選手権小学生の部で優勝。父の才能は間違いなく娘に受け継がれている。20年五輪の時は、ちょうど20歳。「表彰台に上がってみたいな」と話す娘を、父は「娘が出てくれれば、自分が出た気持ちになれると思う」と優しい瞳で見つめた。確かな絆でつながる父と娘は、夢が叶う日がくることを信じている。









