広島・黒原 激化の救援陣ポジション奪取へ無心で復活だ 手術の左膝は順調に回復 「結果を積み重ね、奪いにいくだけ」
広島・黒原拓未投手(26)が9日、マツダスタジアムに隣接する屋内練習場で自主トレを行った。昨季は5月に左膝の手術を受け、1軍登板なし。復活を目指すシーズンを前に、無心で勝ちパターン入り奪取を決意した。結果を出すことで、支えてくれた人たちに恩返しすると誓った。
鋭く伸びた球筋が復活への号砲だ。黒原がキャッチボールで投じた球は、きれいな回転を描いて益田のグラブに吸い込まれた。昨年5月に手術を受けた左膝は影響なし。「(年末年始は)休みを決めずにずっと動いた。膝は全然問題なく、投球に支障はない」。力強く言い切った。
左膝は順調に回復。「はっきりと決まってはいない」としながら、春季キャンプを前にブルペン入りのメドは立っている。昨春キャンプを患部の違和感で離脱してから1年。長く、苦しいリハビリ期間を経て、グラウンドに戻ってきた。
無心でポジションを奪いにいく。栗林、岡本、辻が先発に転向し、救援陣の競争は一段と激しくなる。一昨年、53試合に登板した実績はあるものの、「関係ない」ときっぱり。「誰が(ポジションを)取るかは決まっていないと思うので、結果を積み重ね、奪いにいくだけ」と、無心でマウンドに上がる意気込みだ。
ケガをしたからこそ、わかったことがある。年末年始に地元関西へ帰ったときのこと。周囲の温かさがうれしかった。
「試合にも出られなかったけど、応援してくれる友達や家族、支えてくれる人がたくさんいるなと、あらためて感じた。その人たちのために頑張りたいという思いが、今年はより強い」
昨季は1軍登板なしで終え、復活を期すシーズン。自分のためではなく、誰かのために-。それが黒原の腕を振る源だ。





