カープ激痛 床田アクシデントで負傷交代 サヨナラ負けでWショック今季初6連敗

5回、一塁に向かう途中転倒する床田(撮影・佐々木彰尚)
5回、一塁ゴロで転倒し担架で運ばれる床田
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 「DeNA6-5広島」(3日、横浜スタジアム)

 広島の床田寛樹投手(27)が走塁中のアクシデントで負傷交代した。五回1死の打席で、一塁へ走り出した直後につまずき、右足で踏ん張ったあとに転倒した。すぐさま担架で運ばれベンチ裏へ。両足にアクシデントが起こったもようで試合中に横浜市内の病院で診察を受けた。4日、広島に戻り精密検査を受ける予定だ。今季は勝ち頭として自己最多の8勝を記録しており離脱となれば影響は必至だ。チームは延長十一回にサヨナラ負け。今季初の6連敗で借金は今季ワーストタイの5に膨らんだ。

 床田は立ち上がることができなかった。右足に着けていたすね当てを外すと再びグラウンドに倒れ込む。表情は終始、厳しい。三塁ベンチからトレーナーらがすぐさま駆けつけた。走塁中に起こったアクシデント。事態の大きさは一目瞭然だった。

 「これはもう心配ですし、今のところはまだわかりません。あした(4日)また病院に行く」。試合後、佐々岡監督はこう言葉を紡いだ。

 五回1死三塁の打席だった。一ゴロに走り出し数歩進んだところでつまずいた。体勢を立て直そうと右足を着く。直後に激しく転倒した。映像では右足が伸びきり、わずかに反対側に曲がっているようにも見えた。

 負傷後は動くことができず担架に乗せられ三塁ベンチ裏へ。その後は横浜市内の病院に向かった。蔦木チーフトレーナーは「両方(の足)にアクシデントがありました」と状態を説明。4日、広島市内の病院で精密検査を受ける予定だ。

 初回は死球から1失点。二回は浜口に右前適時打を浴びるなど4連打で2失点した。三回以降、試合を立て直すため粘り強く腕を振っていた最中に起こった出来事だった。

 負傷離脱となればチームに与える影響は計り知れないほど大きい。ローテの一角として存在感を示し、勝ち星は森下と並びチームトップの8個。投球回は森下に次ぐ同2位だ。安定感ある投球でけん引し続けてきただけに、仮に長期離脱となれば勝ち頭を失うことになる。

 左腕の負傷降板後、チームは一時同点とするものの勝ち越せなかった。延長に入り、2イニング続けて無死一塁からの送りバントを失敗。延長十一回に藤井が宮崎にサヨナラ右前適時打を浴びた。後半戦はいまだに白星がなく、今季初の6連敗。借金は今季ワーストタイの5に膨らんだ。指揮官は「もう一回全員で戦うしかない」と懸命に前を向いた。

 チームは長いトンネルに迷い込んでいる。その中で、まずは左腕の軽症を祈りたい。

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