プロ野球いよいよ今週開幕！各地でイベントも花盛りだが、その一つ、東京都中央区銀座にある、「ひろしまブランドショップＴＡＵ」が１８日にリニューアルオープン。その前夜祭として１７日、本紙評論家・石原慶幸氏、カープＯＢの大野豊氏らが出演するオンライントークショーが開催され、今季の広島に寄せる期待、そして２１日に行われる「カープレジェンドゲーム」など、大いに語り尽くした。

　銀座の超一等地にある「ＴＡＵ」。石原氏はここからトークショーに参加した。開店１０周年を迎えリニューアルを施した店内をじっくり見て回ったという石原氏は「カープのものだけでなく、食材その他、『広島』が全部そろってますね！」と豊富な品ぞろえに目を丸くした。

　大野氏は、広島市内からリモート参加。石原氏は、レジェンドとのトークに「夢のようです」と興奮気味。

　早速話題となったのはやはり、開幕を直前に控えた今季のカープについてだ。

　チームの現状について、大野氏は「（鈴木）誠也が抜けたところで、若い人たちがどこまでやれるか。右の大砲という意味でも、（来日したばかりの）マクブルームは少し遅れるかもしれないから、中村健、末包というところの頑張りが必要ですよ」と指摘。

　石原氏は１５日の、ロッテ戦試合前に味方と交錯して救急搬送された野間に「練習中に何やってんすか！」と愛あるハッパをかけつつも「キャプテンですから。野間選手の力は必要」とエール。若手、中堅、そしてベテランとバランスの重要性を訴えた。

　加えて、明るい材料として強調したのが中崎の存在だ。「いるのといないのとでは全然違いますよね」と、今季から延長１２回制が復活したこともあり、ブルペンの支柱として大きな期待を寄せる。

　また、２人が力を込めたのが２１日にマツダスタジアムで行われる「カープレジェンドゲーム」の話題だ。

　カープの名だたるＯＢが、安仁屋宗八氏（本紙評論家）、山本浩二氏がそれぞれ監督を務める２チームに分かれて真剣勝負？に挑む「ＯＢ紅白戦」や、ホームラン競争、レジェンド対決など、さまざまなイベントが予定されている。

　“共に立ち上がろう。広島は屈しない”としてＷｉｔｈコロナ、Ａｆｔｅｒコロナの時代に新たな一歩を踏み出すことを理念に掲げており、大野氏は「見てくださる方に少しでも元気を与えられれば」と力を込めた。

　石原氏は「これだけのメンバーが集まることはそんなにないから、楽しんでいただきたい」と宣伝しつつ、自身も「偉大な先輩方のボールを受けることが本当に楽しみ」と話した。

　最後は、４年ぶりＶへのエールだ。強敵は「ＤｅＮＡ。石井琢朗コーチが入って、絶対諦めない打線になっている」（石原氏）、「阪神は去年あと１勝で２位。矢野監督の退任発表もいい方向に出そう」と、警戒感を高めながらも、石原氏が「結束力。カープは全員で助け合っていい結果を出してきた」と優勝を“宣言”して、「ひろしまブランドショップＴＡＵリニューアルオープン前夜祭」は盛況のうちに幕を閉じた。